カメラを手ぶらで持ち運ぶ。ピークデザイン Capture V3 レビュー

こんにちは。今日はピークデザインの Capture V3の紹介です。 

以前からCaptureはよく使用していたのですが、今回V3を購入したので、改めてレビューとしてご紹介します。 

ピークデザイン Captureとは 

ピークデザインの代表作でもあるCapture、この製品はカメラに取り付けたマウントとホルダーをセットで使う製品で、ショルダーバッグやバックパックなどにホルダーを固定し、カメラをワンタッチでホールドし、持ち運ぶことができるというアイテムです。  

V3なので、この製品は3世代目になります。 

V2との違いは、大きくはサイズ感です。V3はV2よりもコンパクトになっています。30%も軽量化されています。またカメラ側に取り付けるプレートもだいぶ薄型化されています。ただし、小型軽量になったので、取り付けできるストラップの幅が狭くなっています。約53mmです。 

カメラ側のプレートはこんな感じ。

付属品の紹介 

私は本体とプレートのセットを購入しました。入っているものは本体、プレート、ねじ2種類、六角レンチです。
ネジが2種類入っているのは、Captureを固定する部分の厚みによって、使い分けできるようになっているためです。ただ長いねじ2本は手で締めるタイプではなくて、六角レンチで締めるタイプなので、出かけた先で緩むと面倒だと思います。基本的に手で締めるタイプのねじを使うことになると思います。

本体の取り付け方 

Captureの本体をバッグに取り付ける際は、左右のねじを緩めて、表側のプレートを開く状態にします。 

ねじは全て外さなくても大丈夫です。 取り付けるストラップを間に挟んで、ねじを締めつけます。 ストラップと接触する内側の面は滑りにくくなっているので、ねじは思い切り締めなくても普通の力で締めつけておけば滑ってずれていくようなことはありません。 

使用した感想 

普段は撮影に出かけるときのバックパックのショルダーストラップに取り付けています。カメラなどの基材をたくさん持ち運ぶ場合、重くなるのでバックパックで移動するのですが、バックパックに入れたり取り出したりするのは結構手間です。撮影したいと思ったときにバックパックから取り出して、撮影して、終わったら入れるというフローはめんどくさいし、シャッターチャンスを逃すことにもなります。
ショルダーストラップを使って斜め掛けにするのも一つの方法なんですが、個人的にはCaptureを使った方が肩への負担が小さく、カメラ2台で撮影することもよくあるので、2台を斜めかけにするとカメラ同士があたって傷がつくので、Captureとショルダーストラップを併用しています。Captureだとストラップを斜めがけするのと比べてカメラが揺れることも少ないのでそれも疲労軽減効果があるかもしれないです。 

よかった点 

・強度 → アルミ製で、製品そのものの剛性が高く、安定感もばっちりです。レンズ+カメラで1.5kgぐらいの組み合わせでも落ちたりしないか心配になることもないです。またストラップとCapture本体の固定に関しても内側のゴムの効果か、ペラペラのショルダーストラップじゃなければほとんど滑らないと思います。またロック機構もあり、落ちる心配がないところも安心感があって◎です。 

・着脱がスムーズ → ビルドクオリティが高いので取り付け、取り外しがスムーズで、なおかつ、がたつき、遊びが少ないです。ショルダーストラップへの取り付け位置が高いと、スムーズにカメラを着脱するのにコツが必要ですが、慣れれば問題ない感じです。少し低めの位置にCapture本体を取り付ければ着脱はよりスムーズです。 

・三脚との併用 → 現在マンフロットの三脚(element)を使っているのですが、アルカスイス互換雲台なので、Captureの雲台を取り付けたまま三脚を使うことができます。三脚が使えないとかなり不便なので、このポイントは大きいです。アルカスイス互換雲台は互換といいながら合わないものをあったりするので、Captureと三脚の組み合わせがアルカスイス互換雲台採用ならなんでもokではないので、三脚を購入する際はネット情報をよく確認した方がいいと思います。これ→(Amazon)は問題ないです。 

わるかった点 

・ロック機構 → すごく細かいことを言うならロック機構のノブが小さく、指先で操作しないといけないので、ちょっと回しにくいです。 私が使うときはほとんどロックしないので、あまり影響ないですが、頻繁に使いたい方は少しストレスを感じるかもしれません。特に冬場は手袋を履いたままの操作だと結構厳しいです。 

・ストラップ → 普通のカメラストラップを取り付けたまま使用するとストラップが邪魔になるので、Captureを使用する場合は、ピークデザインのストラップとセットで使用した方がいいと思います。私が使っているストラップはこれです→(peak design clutch ハンドストラップ レビュー)。ネックストラップだと取り外さないとぶらぶらするので、ハンドストラップを使っていることが多いです。もちろんピークデザインのネックストラップも使うこともあります。 

・アルマイト処理の耐久性 → アルミにカラーアルマイト処理をして、ブラックグレーのカラーになっているのですが、V2のときは色が結構はがれていました。性能上は問題ないのですが、ピークデザインの美しさが失われてしまうので、 V3になって改善されていることを願います。 

わるかった点といっても実際の使用に関して気になる点、問題はありませんでした。さすがはピークデザインという感じです。 

カメラの固定以外にも。 

実はCaptureにはカメラを取り付ける以外にレンズを取り付けるという技もあります。 

ピークデザインからレンズキットという商品が発売されていて、交換用のレンズをこのレンズキットのマウントに取り付けます。このマウントはカメラのマウントと同じですので、SONYマウントやFマウントなどマウントの種類があるので注意してください。 このレンズキットはアルカススイス互換プレートの形状になっているので、ショルダーストラップの部分にレンズを固定して持ち運ぶことができるのです。上下にレンズを取り付けることができるので、カメラのボディから外したレンズを上側へ取り付けて、下側のレンズを外してカメラへという風に屋外で、カメラを置く場所がなくても一人でレンズ交換が簡単にできます。これってレンズ交換しながら屋外で撮影している方ならわかってくれると思うんですが、かなり便利じゃないですか?私はまだ入手していないですが、本格的に外出して遠征で撮影ができる環境になれば購入しようかなと思っています。 

まとめ → カメラ好きみんなにおすすめ!プレゼントにも最適! 

Capture V3は写真、カメラが好きな人なら誰でもあればうれしいアイテムだと思います。バッグだけではなくて、ベルトに固定したりもできますし、私のように絶対必要という人ばかりではないと思いますが、こんなアイテム使い道がないという人は少ないのではないでしょうか。大きくかさばるものでもないし、どんなカメラでも使えて、カメラ好きがみんな持っているかと言われたら持ってないと思います。ストラップとかならお気に入りのストラップを持っていると思いますし、カメラバッグなんかも自分のお気に入りがあると思います。もちろん2つあってもうれしいアイテムでもあるので、カメラ好きの人へのプレゼントとしても最適だと思います。