SONY ZV-1 最強ファイルの扱い方

こんにちは、ガジェット大好きエンジニア kuroです。
今日はSONY ZV-1で最強の録画ファイルPP10 HLGの処理の仕方を自分の備忘録として記録しておきます。

PP10 HLGファイルとは

PP10とはlog形式での撮影のことをいいます。難しいことは専門の人に任せるとしてすごく簡単にいうと、動画のファイルの中に記録される明るいところから暗いところまでの幅が広い録画方式と言うことです。例えば一般的な709という形式のファイルが500-600までの幅の明るさを記録しているとすると、HLGのファイルは10-800まで記録しているみたいなことです。つまり、画面の中の暗いところから明るいところまで広範囲の明るさが記録されているファイルということです。この記録をするためにlogカーブという人間の目の特性を利用したカーブを使用するんですが、そのカーブの種類がメーカーごとにたくさんあります。HLGというのはHNKとBBCが定義した国際的なデフォルトの規格になります。が、あまり難しいことは考える必要はないので、ZV-1をお持ちの方は設定でPP10→HLGで撮影してみてください。

撮影したら

撮影するとXAVC Sというフォーマットで記録されます。このファイルがそのままだとAdobe premiere proで編集できないので、SONYのありがたいソフトCatalyst Browseを使って変換します。

XAVC S を XAVC-Intraへ変換します。
変換時に形式をXAVX-Intraに設定し、その他、色空間への出力、フレームサイズ、フレームレート、レンダリングの項目は特に指定する必要がなければそのままでokです。

Premiere proでは.MXFファイルを読み込んで、カラータブを選択します。Lumetri カラーの項目からお好きに色編集をしてください。Raw現像みたいなものですね。詳しくわからなければ、基本補正の自動でまずはokです。

補正までできたら

最後に書き出しです。Quick TimeのApple ProRes 422 HQ HLGで書き出しして.movファイルができたら完成です。ちょっと手間がかかりますが、出来上がった動画のすばらしいこと。自分で撮影したと思えません。これからZV-1関連の記事も記載していきます。